もっともっとおいしい「ドーナツ&コーヒー」を目指し、クリスピー・クリーム・ドーナツはこの秋ハウスブレンドをリニューアル。どのようなこだわりや情熱でコーヒーの開発を行っているのか、商品本部長の岸本英範が全3回で紹介します。
ブレンド方法で変わった、コクと香りと、味わい
それぞれの豆を、それぞれベストな状態に焙煎するアフターブレンド
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンでは、ブラジル、グァテマラ、コロンビア、インドネシアの4つのアラビカ種の豆をブレンドしたコーヒーを、ハウスブレンドとして提供しています。この豆の組み合わせは、本当に自信をもってお客様におすすめできる、もっともドーナツに合う味わい。だから、今回のリニューアルでも豆やブレンドの割合はそのままです。変わったのは、ブレンドの方法。「ブレンド方法を変えただけで、コーヒーの味が変わるの?」と思う人もいらっしゃるでしょう。でも、大いに変わるんです。これまでは生豆の状態で4種の豆をブレンドして焙煎する、プレミックスというブレンド方法でした。それを、それぞれの豆ごとに焙煎してからブレンドするアフターブレンドに変更したのです。
豆の個性を引き出し、最高の「ドーナツ&コーヒー」を目指す
コーヒー豆は産地や品種によって、味わいや豆の特長などがまったく違います。豆の大きさもさまざまで、大きさが違えば、同じ焙煎度合いにするために必要な時間も変わってきます。だからプレミックスでは焙煎度合いにバラつきが出て、よくいえば複雑な味わい、悪くいうと雑味がコーヒーに出ました。そこで焙煎度合いは変えず、豆ごとに焙煎してからブレンドするアフターブレンドにすることで、その雑味が消え、コクがあるのにすっきりとした味わいを実現することができました。
ブラジルのバランスの良さ、コロンビアのまろやかなコク、グァテマラの芳醇な香り、そしてインドネシアマンデリンのしっかりした苦味。それぞれの個性が引き出され、さらに豊かで香り高い味わいのコーヒーに仕上がりました。
オリジナル・グレーズド®の甘さを邪魔せず、しっかり受け止め、コーヒー単体としてもおいしく、さらにドーナツの味わいとハーモニーを奏でる。何度も試作を重ねてたどりついた、クリスピー・クリーム・ドーナツが提唱する「ドーナツ&コーヒー」を楽しんでいただける、自信をもっておすすめできるコーヒーです。